Yusuke Fujita Official Blog

share my experience

大人になった今だから感じる、漫画「リアル」の深さ

f:id:yusukefujita21:20190611164458j:plain

 

皆様こんにちは。藤田優介です。

東京でイラストレーターとして活動しております。

 

趣味でブログを書いており、好きなことを中心に更新をしております。

 

今回は、僕が一番尊敬する人である井上雄彦さんの漫画「リアル」について書きました。

 

若者たちの生き様を描く漫画「リアル」

もはや説明する必要はないのですが、一応書いておくと、

漫画「リアル」は、週刊ヤングジャンプにて連載されている車椅子バスケットボールを題材にした漫画です。

作者は、「SLAM DUNK」「バガボンド」を描く漫画界の巨匠、井上雄彦先生。

それまで日の目を浴びることは少なかった車椅子バスケというスポーツを持ち前の画力でダイナミックに描き出したことが話題になりました。

そして、登場人物たちが人生に悩み、それでも前に進んでいく姿が共感を呼び、たちまち絶大な人気を誇る漫画となりました。

 

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

リアル(1) (ヤングジャンプコミックス) [ 井上雄彦 ]
価格:637円(税込、送料無料) (2019/6/11時点)

楽天で購入

 

 

しかし、「バガボンド」同様に、答えのない物語をいかに進めていくかが非常に難題となり、長く休載が続いていました。

ファンたちは物語の続きを心待ちにしていましたが、今年の5月23日、約4年半ぶりに連載を再開しました。

いやぁ、このニュースを見た瞬間はめちゃめちゃ嬉しかったです、本当に...!!

( `ー´)ノ

 

大人になった今だから感じる、言葉の深さ

読んだことある方なら当然知っていますが、この漫画はとにかく名言が多すぎる漫画です。一巻に必ず一つは名言が出てきます。

そんな「リアル」なのですが、連載開始は、1999年からと意外と前です。

僕は1992年生まれで、リアルを読み始めたのは小学校高学年くらいからでした。

スラムダンクが大好きだったので、そのまま「井上先生の次の漫画だから」という理由でバガボンドとともに読み始めました。

当時もすごく楽しみながら、特に井上先生の画力に魅了されながら読んでいたのですが、物語そのものの深さを完全には理解できていなかったんだと思います。

 

そして、リアル連載再開に向けて、改めて読み返したのですが、これがもう序盤から熱くなるわ、笑うわ、泣くわで心揺さぶられまくりですwww

 

歩けなくなる、という重いテーマを背負っているということももちろんあるのですが、それを抜きにしても、生きる意味や、強さとは何かということについて真摯に問うていく物語は、本当に心打たれます。

時に無慈悲とも言える「現実(リアル)」に直面し、もがき苦しみながら、少しでも前に進もうとする若者の心の成長が、読者にも力をくれます。

何でこんな凄い言葉言えるんだろうって思います、マジで。井上先生凄すぎます。

 

名言は、ぜひ読んで頂いて知ってほしいので、簡潔に登場人物とあらすじを書かせて頂きます。

 

登場人物

「リアル」には主に3人の主人公がいます。

その3人がそれぞれに成長していくストーリーが交錯し、物語は進んでいきます。

 

 

戸川 清春 (19)

3人の主人公の中でも一番の主人公と言えるのが、この戸川清春です。

中学時代は、陸上で全国トップクラスのスプリンターでした。

しかし、骨肉腫という病により、右脚の切断を余儀なくされます。

失意の中、山内仁史、勝田虎という人物に出会い、車椅子バスケを始めます。

そして、自らのチームであるタイガースを強豪にするため日々奮闘していきます。

 

この戸川の脚を切断するまでの話と、山内仁史と勝田虎に出会う話が感動的過ぎて、マジで涙なしでは読めないです。

余談ですが、僕の友達は戸川に憧れて髪を赤く染めたそうです。

井上先生作品の中でも、トップクラスのイケメンキャラで、ついそのスタイルを真似したくなってしまいます。

 

野宮 朋美 (18)

3人の主人公の中で、最も物語を熱くしてくれるのがこの野宮です。

ムードメーカーでありトラブルメーカーの野宮の物語は、一番笑える場面が多く、読んでいて本当に楽しいです。

ですが、この野宮は、夏美という女性をバイク事故で歩けなくさせてしまったことから始まり、何をやってもうまくいかない苦労のストーリーの連続です。

そんな中でも、持ち前のポジティブさで困難立ち向かっていく野宮の姿は本当にパワーをもらいます。

数多くの名言も、この野宮から生まれることが多く、僕も日常生活で野宮の名言に助けられています。

 

 

 

高橋久信 (18)

3人目の主人公である高橋は、同じバスケ部の野宮と敵対するとても嫌な奴として登場しますが、後にとても重要なキャラクターになります。

高身長でイケメン、何をやらせてもうなくこなせる高橋は、人をランク付けする癖があり、歩けなくなった自分を底辺だと決めつけます。

そんな高橋が、現実を受け入れ、人として成長していく物語が「リアル」という漫画の中の一番重要な部分を描いていると個人的には思っています。

改めて読み直して、僕はこの高橋の物語で涙が止まらなくなってしまいました。

それほどに、彼の物語は、心の奥深くに刺さってきます。

 

人生に迷ったときに読んでほしい!

3人の主人公の他にも、個性豊かで読者に力をくれるキャラクターが本当に沢山います。

それぞれにストーリーがあり、大人になった今だからこそ、その一つ一つにより感情移入できます。

 

タイトルの割には、その深さを伝えきれない記事になってしまいました。すみません!

ちょっと投げやりではありますが、読んでいない人にはとにかく読んでほしい!

そして、僕みたいに幼い時に読んだ人は、大人になった今だからこそ読み直してほしいです!

本当に言葉の一つ一つが心に響いてきて、自分の人生も豊かにしてくれます。

人生のバイブルとしてこの漫画は本当にパワーをくれます。

 

やはり不定期の連載ではありますが、連載再開してくれて本当に良かったです。

 

今後も、この物語から力をもらいながら、しっかり最後まで見届けたいと思います。

 

貴重なお時間、最後までお読み頂きありがとうございました!!

 

 

 

 

 【在庫あり/即出荷可】【新品】リアル (1-14巻 最新刊) 全巻セット